株式会社資生堂 掛川工場 守衛棟改修工事
昭和後期に建設された守衛棟の改修工事。
クライアントが取り扱う化粧品から着想を得て、「建物をメイクする」ように改修する計画としました。
シンプルで質実剛健なRC造の既存建築物の地肌に対して、新規の素材が異なるアルミパネルを化粧すように設置することで、異なる2 つの仕上げをバランスよく配置しました。
アルミパネルを用いることで、表層部分の有孔アルミパネルは「人の顔」のような、ミクロな細胞としなやかさをイメージし軽やかで美しい建物、かつ、現状のコンクリート(塗装仕上)のみによるマッシブなイメージから、肌理のあるデザインで圧迫感を軽減し、背景の樹木と馴染む意匠を目指しました。