寄り添う家
長野県にある住宅の新築工事。
従来の、4寸や3寸5分といった木造住宅の構造の部材寸法ではない寸法で計画しました。
柱は本棚の立板のように、梁は垂木のように計画することで、住まい手に寄り添う建築物を目指しました。
古民家に見られる大黒柱といった建物を支える力強さではなく、家具や二次部材に構造材を近づけることで柔らかく親近感ある場所となります。
クライアントは設計段階から、建築物の空気の流れや採光等を共に設備計画に至るまで話し合い、どこに何を置くかを考え共に家具の詳細を詰めました。
共に計画を行い、緻密に計画することによって、建築物が意匠・構造・環境が噛絡み合う家となりました。
概要:木造1階
場所:長野県
完成:2021年10月
設計:トベアーキテクト
施工:松本木材株式会社
撮影:村松弘敏写真事務所